動画とライブのまめ知識

プロが教える！ウェビナー配信に最適なスタジオとは？

2022年9月2日

昨今、一般的な言葉として普及している「ウェビナー」。

ウェビナーとはインターネットを介して開催されるセミナーを指す造語で、「ウェブセミナー」や「オンラインセミナー」とも呼ばれます。
※Zoomウェビナーのような配信ツールを指す場合もありますが、ここではコンテンツを指す言葉として使います。

ウェビナーは、感染症対策として三密を避けられる、場所に縛られずセミナー参加者を募集できる、オフライン開催よりコストが削減できるなどを理由に、今後も一定の需要があるかと思います。

当社でも数多くのウェビナーに携わった経験上、ウェビナーの完成度はセミナーそのものの満足度や企業／サービスのブランドイメージに影響しやすい印象があります。

既にウェビナー開催のご経験がある方も多くいらっしゃるかと思いますが、より完成度の高いウェビナーを目指して、改めてウェビナーに対応するスタジオを利用するメリットや選び方をお伝えできればと思います。

１. ウェビナーに対応するスタジオとは？

プロが教える！ウェビナー配信に選ぶべきスタジオとは？ - 撮影／配信スタジオ「PLAY STUDIO」

ウェビナーに対応するスタジオは、大きく二つの種類に分けられます。

ひとつは、「場所」を提供するスタジオです。

いわゆる箱貸し、レンタルスペースなどと呼ばれ、利用者側で機材や運用スタッフを手配して撮影／配信を行います。
オフライン開催のセミナーでいうと、貸会議室や貸ホールなど、会場のみを利用するイメージですね。

また、スタジオによっては既に機材が完備されており、利用者は運用スタッフを手配するだけで良い場合もあります。

もうひとつは、「場所」とあわせて「機材」「運用スタッフ」も提供するスタジオです。

制作スタジオとも呼ばれ、撮影から配信までを丸ごと専門業者に委託できるため、利用者側はセミナーの企画に集中できます。

ウェビナーについての専門知識や機材の準備などが必要なく、プロのサポートが受けられるため、安全にウェビナーを開催したい場合によく利用されています。

PLAY STUDIOなら箱貸しでも、
制作スタジオとしてもご利用いただけます。

「スタジオのみレンタルしたい」
「スタジオと機材をレンタルしたい」
「撮影から配信まで丸ごとプロに任せたい」

まずはお気軽にご要望をお聞かせください。

２. ウェビナーに対応するスタジオを利用するメリット

では、スタジオを利用するメリットはなんでしょうか？

ウェビナーに必要なインターネット回線は多くの場所で敷設されており、撮影／配信機材もお手頃な値段で手配できるものもあります。
インターネットで検索をすれば、ウェビナーの開催方法を教えてくれるWebページもあるでしょう。

それらを踏まえた上でもなお、スタジオを利用すると以下のようなメリットがあります。

（１）ウェビナーのために自社内で撮影／配信場所を確保しなくてもいい

ウェビナーを開催するとなった際、撮影／配信場所の候補として一番に思い浮かぶのは社内会議室ではないでしょうか？
社内会議室であれば勝手が分かりますし、コスト削減にも繋がりますよね。

しかし、部屋の数が少ない、長時間利用できないなど、会議室を撮影／配信場所として確保できない場合もあるかと思います。

そのような場合には、最初からウェビナーのために場所を貸すことを目的としているスタジオの利用が適しているのではないでしょうか。

（２）ウェビナーの撮影／配信に必要な設備／環境を整えなくてもいい

ウェビナーを撮影／配信するとなると、最低でもカメラ、マイク、ライブエンコーダー、パソコンは必要となります。

さらに出演者の映りに明るさを足すのであれば照明が、複数のカメラ映像やスライド資料との切替を行うのであればカメラとビデオスイッチャーが、複数の出演者が話したりBGMを挿入するのであればマイクやオーディオミキサーなどの機材が追加で必要となります。

いくらお手頃な値段で手配できる機材があるとはいえ、どんな機材が必要なのかを整理し、様々なメーカーやシリーズの中からどの型番を購入するかを検討するのはなかなか大変な作業になりますよね。

また、外部の音が室内に入り込んでこないか、敷設されているインターネットの回線は安定しているかなど、撮影／配信環境にも気を遣わなければなりません。

スタジオであればプロ仕様の機材を備えていることが多いですし、スタジオ専用のインターネット回線や防音設備を取り入れていたりと、ウェビナーの撮影／配信に必要な設備／環境があらかじめ整っているので、開催までの事前準備の負担を軽減することができます。

（３）ウェビナーについての専門知識や経験がなくても開催できる

ウェビナーのための場所の確保と設備／環境を整えた次は、撮影／配信方法を学ぶ必要があります。
その方法の中には、機材の設営、事前設定、実践的な使い方など、専門知識や経験を必要とする技術的な要素も含まれます。

メーカーの公式マニュアルがあったり、第三者による使い方を解説したWebページがあったりと情報に困ることはありませんが、それらを確認しながら自分で学ぶのだと撮影／配信方法を習得するまでにどうしても時間がかかってしまいます。

しかし専門スタッフが在籍するスタジオを利用すれば、専門知識や経験がなくとも、安心してウェビナーを開催できます。

特に制作も任せられるスタジオであれば「こうしたい」と要望を伝えるだけで、撮影／配信周りの準備をほとんど委任できるのも魅力的なポイントですね。

（４）ウェビナー開催にあたりプロのサポートが受けられる

上記の「ウェビナーについての専門知識や経験がなくても開催できる」というメリットと似ていますが、撮影／配信のプロである専門スタッフのサポートが受けられることはやはり大きなメリットになるでしょう。

ここでいうサポートとは、利用者の「こうしたい」という要望に対し、それがどうすれば実現できるのか、問題なく実現させるために何か注意事項はないかなど、撮影／配信について具体的にプロに相談できて対応してもらえるという意味です。

例えばグリーンバック撮影でクロマキー合成を利用して配信したい場合、分かりやすいところだと「当日はグリーンやそれに近い色の服を避けてください」という注意事項を事前に教えてもらったり、当日の撮影ではグリーンがうまく抜けるようにライティングや機材の微調整をしてもらったりと、事前準備から本番当日までプロの視点で撮影／配信に不足がないかをチェックしてもらえます。

利用者側だけでは気づきにくい撮影／配信のコツや注意点などの面をプロならではのノウハウでフォローしてもらえることで、安全にウェビナーを開催できるでしょう。

（５）セミナーの企画に集中できる

今まで挙げたメリットのまとめのようになりますが、なんといってもセミナーの企画に集中できるというのが利用者にとって一番のメリットになるのではないでしょうか。

自社内で撮影／配信場所を確保する必要がないため、社内調整の手間が軽減できます。
ウェビナーの演出にあわせた撮影／配信設備や環境を整える必要もないため、事前準備の手間が省略できます。
機材の使い方を一から学んだり、分からないことを調べたりして、撮影／配信方法を習得する必要もありません。
何より困ったこと、分からないことがあれば相談できる窓口があります。

その結果、上記で空いた時間はセミナーの企画そのものを考える時間に使えますし、もしかしたら他の業務に充てることもできるかもしれません。

セミナーのオンライン化に必要な要素をスタジオに委託できれば、開催までに必要な準備は概ねオフライン開催のセミナーと変わらず、いつものように準備を進めることができるのではないでしょうか。

３. ウェビナーに対応するスタジオの選び方

（１）自社またはクライアントからのアクセスが良好かどうか

箱貸しで借りる場合には機材の運搬が発生しますし、クライアントがセミナーに登壇されるのであれば移動距離は短いに越したことはありません。
万が一うっかり忘れ物などをした場合も、移動距離が短いと、一度会社に戻ることになっても移動が楽ですよね。

また、会社からスタジオ間の移動距離とあわせて、公共交通機関や車でのアクセスも良好か、確認しておきたいところです。

（２）自社の要望に合わせたサービスを提供しているかどうか

先述の「ウェビナーに対応するスタジオとは？」でお伝えした通り、ウェビナーに対応するスタジオは大きく二つの種類に分けられます。

まずは自社の求めるサービスが「場所のみ」または「場所と機材」の箱貸しなのか、「運用スタッフ」も丸っと含めた制作なのかを整理し、その上で検討しようとしているスタジオが求めるサービスを提供しているか確認するのが良いでしょう。

もちろん検討段階で自社が求めるサービスが決め切れず、「場所だけ」または「運用スタッフ」付きなどの両方でスタジオ利用を検討するというのも良いかと思います。

（３）ウェビナーの撮影／配信場所として使い勝手が良いかどうか

スタジオに出演者が入るだけの十分な広さがある、機材が充実している、安定したインターネット回線があるなど、撮影／配信に直接関わる設備面の確認はスタジオ選びに欠かせませんが、スタジオ全体の設備も見ておきたいポイントのひとつです。

スタジオ全体の設備とは、控室、搬入用エレベーター、スタジオ専用駐車場などの撮影／配信に直接関係ないが、あると利用者の使い勝手が良くなるような設備を指します。

控室が多いスタジオであれば出演者や自社スタッフのために十分な数を確保できますし、搬入用エレベーターがあれば機材や大型の撮影セットなどの持ち込みがしやすく、専用駐車場があれば安心して車で来場することができます。

スタジオの使い勝手が良ければ、自社スタッフや出演者が気持ちよく撮影／配信を終えられることに繋がるのではないでしょうか。

（４）スタジオの利用中にサポートが受けられるかどうか

こちらは、「場所のみ」または「場所と機材」の箱貸しでスタジオを利用する際に確認すると良いポイントとなります。

実際にスタジオを使ってみると、設備や機材周りなどで分からないことが出てくる場合もあると思います。

そんなときに相談先があるか、すぐに駆け付けてくれる常駐のスタッフがいるのか、いざというときにサポートが受けられるかどうか確認しておくと良いでしょう。

４. ウェビナーに対応するスタジオをうまく利用しよう

ここまででウェビナーを開催するにあたり、改めてスタジオを利用するメリットや選び方をお伝えしました。

ウェビナーは機材とインターネット回線が揃っていればどこからでも開催できますが、より完成度の高いウェビナーを目指すためには、スタジオ利用の検討も必要になってくるかと思います。

ただし、問答無用でウェビナーの撮影／配信の全てをスタジオに委託するのではなく、自社が求めるサービスを提供するスタジオをうまく利用することで、自社内でウェビナーのノウハウを溜めながら高品質な配信を目指していくのが良いでしょう。

ウェビナーに対応するスタジオをお探しなら、まずはPLAY STUDIOに相談してみませんか？

当社は、セミナー、講演会、パネルディスカッション、シンポジウムなど、多数の配信実績があります。

箱貸しでも制作スタジオとしてもご利用可能な他、ご指定の会場での出張ライブ配信代行も承ります。
さらに、ハイブリッド開催のための大会議室や視聴URLも発行できる配信プラットフォームの提供も可能です。

いつでもお気軽にお問い合わせください。