ここまでで、ライブ配信が視聴者に届くまでの流れと必要な要素を確認しました。では、ライブ配信のプロフェッショナルは、これらの内、どこまでをカバーできるのでしょうか?
答えは、ライブ配信プラットフォームとWebサイト・アプリの準備をするだけで、あとはなんと丸投げができてしまうのです。
次は、自前でライブ配信を実施した場合と比較しながら、その違いを見ていきたいと思います。
アマチュアの撮影では、ついカメラを固定したままの撮影になりがちですが、プロフェッショナルの手にかかれば複数のカメラやそのカメラワークを活かしたプロクオリティの撮影が可能になります。
また、配信場所の環境を整えることも得意としており、プロフェッショナルならではの感性で行われる画作りにより、演出の幅が広がります。
映像信号や音声信号の切り替えはもちろん、テロップやワイプの挿入、効果音やBGMの挿入など、撮影技術にプラスして効果的な演出を可能にします。
スイッチング・ミキシングを行うためには、専用機材とそのオペレーションのノウハウが必要になりますが、プロフェッショナルに任せることでどちらも賄えます。
昨今の一般向けライブエンコーダーの普及により、個人やアマチュアによるライブ配信のハードルは下がってきてはいますが、ライブエンコーダーの細かな設定や機材同士の組み合わせの相性に対する知識が足りないと、配信中の音ズレや映像のカクツキなどの思わぬトラブルに見舞われる場合もあります。
一方、経験豊富なプロフェッショナルであれば、撮影や配信の環境に合わせた最適な機材構成やチューニングも含め、安心してライブエンコーダーのオペレーションを丸ごと任せられ、準備にかかる時間の短縮にも繋がります。
臨時に設営された会場からのライブ配信など、配信場所に安定したインターネット回線がない場合でも、プロフェッショナルは、通信回線の敷設も含めてライブ配信に最適な環境を準備します。
また、屋外でのイベントなど、有線の通信回線を敷設が困難な場所からのライブ配信の場合でも、プロフェッショナルに任せれば、業務用の無線伝送装置を利用して安定した通信環境を準備することが可能です。
ライブ配信のプロフェッショナルは、撮影から配信まで、ライブ配信に必要なオペレーションのほとんどを代行します。とはいえ、ライブ配信のみに対応しているわけではなく、オンデマンド配信用の動画コンテンツの収録を依頼することも可能です。
「プロクオリティのライブ配信を実施したい」「絶対に失敗できない重要なライブ配信を任された」「会場の設営や回線の敷設など、全て自前でやるのは大変だ」など、ライブ配信に係るご要望やお困りごとがあれば、一度、プロフェッショナルに相談してみてはいかがでしょうか。