多くの企業において、ビジネススキル研修やマネジメント研修、コンプライアンス研修や情報セキュリティ研修など、様々な社員研修が行なわれていますが、従来からの対面式の研修やスライドを使った文字+画像中心のeラーニング研修に加え、動画配信による研修を取り入れる企業が増えています。
動画配信による研修は、研修実施に係る労力や時間を節約したり、より高い学習効果が期待できる研修ツールとして今注目されています。
例えば、全国にチェーン展開するあるファミリーレストランでは、料理のレシピなど、以前は全国のシェフや店長を集めて定期的に研修を行なっていましたが、動画による研修を導入することにより、全国から店長が集まる時間やコストを大幅に削減できたケースがあります。
調理の技術など、文字情報だけでは伝わりづらい説明も、動画の研修であれば、より実際に近い感覚で伝えることができます。
ある企業では、全国の優秀店舗の表彰を社内に動画配信することにより、会場に足を運ぶことができない店舗のスタッフを含め、社員のモチベーションアップを図っています。
また、優秀店舗の成功事例や優秀なスタッフのスキルを動画で分かりやすく伝えることで、良い仕事のナレッジを全社で共有するツールとしても役立てています。
企業において動画配信で業務を効率化した具体的な事例として、後編では、IR・広報・採用・販売促進など、社外への情報発信での活用事例を見ていきましょう。
あわせて、動画活用のメリットも解説していきます。